一般社団法人 日本がん相談研究会 2011年8月に発足し、2016年10月法人化しました。

一般社団法人 日本がん相談研究会

研修会のご案内【2025年3月1日(土)】

研修会のご案内【2025年3月1日(土)】

テーマ 『ルーブリック・チェックリストを用いた相談員学習課題の振り返りと教育・研修企画に向けた活用に関する研修会』

がん相談の対応範囲が増えていく中で、がん専門相談員として何をどこまで知っていればいいんだろうか、学べばいいんだろうかと心配になる方は多いのではないかと思います。また都道府県内のがん対策や教育研修に携わる方々も、地域のがん相談支援の対応力を上げるためにどうしていったらいいかなど懸念される方も多いかもしれません。
 
このたび本研究会では、厚労科研「がん相談支援の質の確保及び持続可能な体制の構築に資する研究(23EA1025)(研究代表者:高山智子)」と共催で、がん専門相談員が、「がん専門相談員に必要な知識やスキル全体の可視化」に関するオンサイト(対面での)研修会を企画いたしました。オンラインでの研修会が増える中で、対面でのグループワーク主体の半日研修会です。翌日には、第12回日本がん相談研究会年次大会も予定されていますので、ご関心のある方はぜひこの機会にご参加ください。お申込をお待ちしています。
なおオンサイト(現地開催・対面)研修会ということで、定員がございますのでご注意ください。
 
主催:R6年度厚労科研「がん相談支援の質の確保及び持続可能な体制の構築に資する研究(23EA1025)(研究代表者:高山智子)」
共催:一般社団法人日本がん相談研究会

 
 

(参考)
厚労科研「がん相談支援の質の確保及び持続可能な体制の構築に資する研究(23EA1025)(研究代表者:高山智子)」では、がん専門相談員が、「がん専門相談員に必要な知識やスキル全体の可視化と個々人の到達度把握ツール(以下、「相談員学習ルーブリックの評価票」)の試作版の開発を進めています。これは、教育領域等で広く用いられているルーブリックの評価基準を用いて、学習課題とレベル設定を行うもので、現在、9つがん専門相談員の学習課題を整理し、それぞれレベル1~5の5段階からなるマトリックスからなるものです。自分のがん専門相談員としての達成状況の確認やこれからの課題をどう見つけていくか、また職場や地域のがん相談対応力をどう身につけていくか等の検討に役立てられるものか、本研修会を通じて皆さまと意見交換できればと考えています。

本研修会は、この「相談員学習ルーブリックの評価票」の活用方法の検討の一環として開催します。本研修プログラムに参加・協力いただける方のご応募をお待ちしています。

 
 

<ルーブリックからみたがん専門相談員の学習課題と到達目標の考え方>

〇学習課題

  • 1 がん相談支援の役割を理解する
  • 2 相談方法・ツールの特徴を踏まえて対応する
  • 3 相談対応:思いを受け止める
  • 4 相談対応:困りごとの本質を考え、共有する
  • 5 相談対応:患者・家族・医療者との関係強化と改善への働きかけを行う
  • 6 相談対応:信頼できる情報を見極め、相談者に合わせた情報支援を行う
  • 7 相談対応:相談者のその人らしい意思決定を支援する
  • 8 相談対応:質の担保と対応力の向上に努める
  • 9 相談員のストレス・マネジメントを行う

 
〇到達目標(レベル設定)の考え方

  • レベル1:相談対応の導入(相談対応とは)
  • レベル2:基礎3内での目標
  • レベル3:研修後に実臨床に戻って目指す活動
  • レベル4:さらに発展的に個々人内で目指す最終目標
  • レベル5:教育的関わりができる/発展的に用いることができる/組織的な対応につなげられる

【日時】
2025年3月1日(土) 13:00~16:30
【方法】
オンサイト開催
【参加費】
会員/非会員:無料
【定員】
30名
【会場】
聖路加国際大学 大村進・美枝子記念 聖路加臨床学術センター3301 講義室
(〒104-0045 東京都中央区築地3丁目6-2)
【申し込み方法】
こちらの申し込みサイトより申し込みをお願いします
なお本研究会では、研修会共催にあたり会員へ先行案内をしております
【申し込み期間】
会 員:2025年1月14日(火)~ 2月14日(金)
非会員:2025年1月20日(月)~ 2月14日(金)

    申し込み多数の場合は、お申し込み順で受付となります
    受講の可否については、2月21日(金)までにご連絡いたします

 
 
※日本がん相談研究会への入会を希望される方は、入会のご案内をご確認ください

参加される方へ

  • 本研修会は、厚労科研研究班との共催で行われます。研究の一環でも行われるため、研修会の事前事後の評価票の記入にご協力いただける方が対象となりますことを、ご了承ください
  • 参加者へは受講証を発行いたします
  • 本研修会は国立がん研究センター「認定がん専門相談員」のⅣ群(1単位)の研修となります


●研修会スケジュール

  • 13:00~13:10 オリエンテーション
  • 13:10~13:40 ルーブリック評価票の概要について(講義)・講義・質疑応答
  • 13:40~14:00 ルーブリックの自己評価票をつけてもらう
  • 14:00~14:10 <休憩>
  • 14:10~15:30 グループディスカッション(活用方法:個人、集団他)
  • 15:30~16:30 全体ディスカッション・意見交換
  • 16:30 終了予定
●講師・ファシリテータ他/運営関係者(予定)(敬称略)

  • 近藤まゆみ(北里大学病院)
  • 酒見惇子(神戸大学医学部附属病院)
  • 櫻井雅代(国立がん研究センターがん対策研究所)
  • 塩見美幸(愛媛大学医学部附属病院)
  • 成川明子(神奈川県立がんセンター)
  • 萬谷和広(大阪南医療センター)
  • 三木晃子(大阪公立大学)
  • 横川史穂⼦(新潟県立看護大学)
  • 小野貴史(宮城県立がんセンター)
  • 高山智子(静岡社会健康医学大学院大学)

お問い合わせ

お問い合わせはメールにてお願いいたします

<会員番号のお問い合わせ>

一般社団法人学会支援機構内 日本がん相談研究会事務局

Mail:gansoudan@asas-mail.jp

<その他研修会に関するお問い合わせ>

一般社団法人日本がん相談研究会 教育研修委員会

Mail:seminar@gansoudan.jp